山 行 報 告
2018/8 / 13     神戸:六甲山・堡塁岩    メンバ(記録):三崎

堡塁岩への道標  中央稜頂上から神戸 ビスケット(W?X) 中央稜下部南面
(2段ハング10c) 
:同南面
(ルーフクラックY+?5.12) 
中央稜西面
(スカイフレーク 5.9) 
西陵ハング&クラック
(X?10c) 
中央稜沿いの下降路    

【コースタイム】

 記録参照

【記 録】

 (8月13日[月])

 帰省のついでに六甲山堡塁岩に行ってみました。行かれる方の参考になるかと思い、岩場紹介します。

  JR六甲道駅から16 or 106系統の神戸市バスの爆走15分で六甲ケーブル下駅到着。登山道を登る場合は右側のマンション街の中の道を登るが、クソ暑いので、ケーブルに乗る。

 サンフランシスコケーブルを平行四辺形にしたようなケーブルカーで(片道590)で山上駅へ向かう。それにしても韓国人観光客が多い。

 蝉時雨、ハングル時雨の中10分で標高786mの山上駅。幾分涼しい。駅から左に自動車道を数分歩き、[堡塁]の道標がある登山道に入り、数分で中央稜頂上広場に到着。

 すぐ下が東面のビスケットフェース。ジメジメしたFixロープのある下降路を下ると、中央稜南面下部につく。ここに、一番ルートが集中。(V+?5.12)

   南面下部取付きを数m下り、左に踏み跡をトラバースすると、中央稜西面と西陵が見える。 中央稜、西稜とも一部除いて、終了点に回り込めるのでロープをセットしてユマール確保で練習。

 ただし南面はクソ暑く、全身汗だく。中央稜西面は日陰で涼しく、スカイフレーク(5.9)、サラマン(Wクラック5.9+)は人気。西陵も傾斜緩いけど、ガッチリ花崗岩で爽快でした。

  14:00に終了して、ケーブル駅を通り越し、少し行ったところから油コブシ経由の登山道を下山。マンション街に入った途端に熱気におそわれる。酷暑は自分達で作り出してる気がします。15:00にケーブル下駅着。全身びっしょり。

  感想:100年前に開拓された国内最古のゲレンデ。形状はまさに要塞の[堡塁]

 当時、トップロープリハーサルの概念は無かったし、メット、ハーネス無しの麻ロープ直結び、ハーケン打ちながら、鉄鋲靴でグランドアップで一発初見墜落無しであのX級を登ったのかと思うと、恐れ入りました。最近のエルキャピタンのフリーソロも信じられません。